沖縄県 宮古島の
陸上自衛隊の
部隊発足式典で、
岩屋防衛大臣は
部隊は
南西諸島の
防衛上の
空白を
埋めるものだとして
意義を
強調する
一方、
今後も
地元に
丁寧に
説明して、
理解を
求めて
いく考えを
示しました。
中国が
海洋進出を
強める中、
防衛省は
先月下旬、
南西諸島の
防衛力強化のため、
沖縄県 宮古島に400
人規模で、
有事の
初動対応にあたる
陸上自衛隊の
警備部隊を
発足させ、
来年3月にも
艦艇や
航空機に
対処するミサイル
部隊を
追加配備する
方針です。
7日は駐屯地で式典が行われ、出席した岩屋防衛大臣は「陸上自衛隊が配備されず、空白状況にあった宮古島への部隊の発足は、南西地域での各種事態への対処の礎を築く、極めて大きな意義がある」と述べました。
部隊発足をめぐっては、防衛省が地元に説明しないまま迫撃砲弾などを保管していたことが問題となり、7日も周辺では配備に反対する人たちが抗議活動をしていました。
岩屋大臣は記者団に、式典に先立って宮古島市の下地市長に面会し、保管していた弾薬を6日、島の外に運び出したことを説明し謝罪したことを明らかにしました。
そして「地域の皆さんに、より丁寧に、わかりやすく説明していきたい」と述べ、今後も丁寧に説明して、理解を求めていく考えを示しました。