日本新聞: 国内最大の恐竜化石「むかわ竜」骨格復元した模型完成

国内こくない最大さいだいの恐竜きょうりゅう化石かせき「むかわ竜りゅう」骨格こっかく復元ふくげんした模型もけい完成かんせい

Apr 17, 2019 15:04

Furigana

全身ぜんしんの骨格こっかくが見みつかった恐竜きょうりゅうの化石かせきとしては国内こくない最大さいだいの「むかわ竜りゅう」の骨格こっかくを精密せいみつに復元ふくげんした模型もけいが完成かんせいし、北海道ほっかいどうむかわ町まちで報道ほうどう関係かんけい者しゃに公開こうかいされました。むかわ竜りゅうはむかわ町まちの穂別ほべつ地区ちくで16年ねん前まえに発見はっけんされたハドロサウルス科かの恐竜きょうりゅうで、全身ぜんしんの骨格こっかくの化石かせきが見みつかったものとしては国内こくない最大さいだいです。

むかわ町まちは２に年ねんがかりで模型もけいの製作せいさくに取り組とりくみ、むかわ竜りゅうの化石かせきから型かたをとって樹脂じゅしで作つくったレプリカの骨ほねを組み上くみあげて全身ぜんしん骨格こっかくの精密せいみつな模型もけいを先月せんげつ完成かんせいさせました。

復元ふくげんした全身ぜんしんの骨格こっかくは、頭あたまから尾おの先さきまでの長ながさが8.2メートル、高たかさ3.6メートルで、海うみの近ちかくに生息せいそくしていたと考かんがえられるむかわ竜りゅうが砂浜すなはまを歩あるいているような躍動やくどう感かんのある姿すがたになっています。

鼻先はなさきや尾おの先さきの部分ぶぶんを除のぞく９きゅう割わり以上いじょうは、これまでに見みつかった化石かせきから型かたをとって作つくったということです。

北海道ほっかいどう大学だいがく総合そうごう博物館はくぶつかんの小林こばやし快かい次つぎ教授きょうじゅは「むかわ竜りゅうが分わかりやすい３さん次元じげんの形かたちで復元ふくげんできてうれしい。これがスタートなので、日本にっぽんだけでなく、世界せかいの専門せんもん家かと研究けんきゅうを進すすめていきたい」と話はなしています。