奈良市の
奈良公園で
7日朝、
令和になって
初となる鹿の
赤ちゃんが
生まれ、
報道関係者に
公開されました。
国の
天然記念物に
指定されている
奈良公園周辺の
鹿はすべて
野生ですが、
保護団体の「
奈良の
鹿愛護会」では
毎年この時期に
妊娠したメスを
公園内の
保護施設「
鹿苑」で
保護し、
安全な
環境で
出産させています。
そして7日午前8時半ごろ、愛護会の職員が施設の中で、令和になって初めての赤ちゃんが生まれているのを確認しました。
この鹿の赤ちゃんは体長が54センチ、体重は3000グラムのメスで、7日午後、報道関係者に公開され、施設の中の広場で元気よく走り回ったり、木陰で休んだりするかわいらしい姿を見せていました。
愛護会によりますと鹿の出産は来月にかけてピークを迎え、例年どおり、200頭ほどが生まれる見通しだということです。
愛護会の職員で、平成元年生まれの飯尾英郎さん(29)は「鹿に元号は関係ないかもしれませんが、令和生まれの鹿として、元気に育ってほしいです」と話していました。
鹿の赤ちゃんは来月1日から施設で一般に公開されます。