8日、
大津市で、
散歩をしていた
保育園児の
列に
車が
突っ込み、
園児2人が
死亡した
事故で、
警察は
車に
取り付けられていた
ドライブレコーダーの
映像を
解析する
などして、
事故の
詳しい状況を
調べることにしています。
8日午前10
時すぎ、
びわ湖に
近い大津市の
交差点で、
散歩をしていた
近くの
保育園に
通う園児13
人と
引率の
保育士3人の
列に
車が
突っ込み、
いずれも
2歳の
伊藤雅宮くんと
原田優衣ちゃんが
死亡しました。
また、別の園児1人が意識不明の重体となっているほか園児8人が足の骨を折るなど大けがをし、残りの園児2人と保育士3人も軽傷を負いました。
警察によりますと道路を直進していた軽乗用車が、交差点を右折しようとした乗用車と衝突し、そのはずみで信号待ちをしていた園児の列に突っ込んだということです。
警察はそれぞれの車を運転していた2人をその場で逮捕しましたが、このうち、直進していた軽乗用車を運転していた大津市の62歳の女性については8日夜、釈放しました。
一方、右折しようとした乗用車を運転していた大津市の新立文子容疑者(52)については、引き続き過失運転致死傷の疑いで調べています。
これまでの調べに対し、直進していた車の女性は「右折しようとした車とぶつかりそうになったのでハンドルを切って左によけようとした」などと説明しているということで、警察は、女性の車に取り付けられていたドライブレコーダーの映像を解析し、双方の車の動きや交差点に進入した速度など、事故の詳しい状況を調べることにしています。
献花台には手を合わせる人も
事故から一夜明け、現場の交差点では、朝から献花台の前で立ち止まって手を合わせたり、花を手向けたりする人の姿が見られました。
献花台に手を合わせていた、大津市の70代の男性は「いつも散歩で通る道なので事故が起きたことに驚いています。亡くなった園児のご冥福を祈って手を合わせました。年齢が近い孫がいるので、ひと事とは思えず、とても悲しいです」と話していました。