国連が
南スーダンでの
PKOの
活動期間を
延長したのを
受けて、
政府は17
日の
閣議で、
司令部要員として
派遣している
幹部自衛官4人の
派遣期間の
1年間延長を
決めました。
南スーダンでの
国連の
PKOをめぐっては、
政府は
おととし、
陸上自衛隊の
施設部隊を
撤収しましたが、
PKOへの
関与を
続け、
国際社会に
貢献したいとして、
情報分析や
後方支援にあたる
陸上自衛隊の
幹部自衛官4人を
司令部要員として
派遣しています。
こうした中、国連の安全保障理事会がPKOの活動期間を来年3月15日まで延長したことを受けて、政府は17日の閣議で、撤収する際の準備期間を含め、4人の派遣期間を来年5月31日まで1年間延長することを決めました。
現地の情勢について、政府は、一部の地方では政府軍と反政府勢力が散発的に衝突しているものの、司令部のある首都ジュバは基本的に平穏で、「PKO参加5原則」は維持された状態だとしています。
防衛相「アフリカの安定に貢献したい」
岩屋防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「南スーダンはなかなか政情が安定せず、まだ国連の活動も続いている。優秀な自衛官派遣によって、南スーダンの安定、ひいてはアフリカ全体の安定に少しでも貢献したい」と述べました。