札幌市で
2歳の
娘を
虐待したとして、
母親と
交際相手の
男が
逮捕された
事件で、
警察が
先月、
住民からの
通報を
受けて
自宅を
訪問した
際、
母親に
拒否されて
娘の
傷の
一部を
確認できていなかったことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
札幌市中央区の
飲食店従業員、
池田莉菜容疑者(21)と
交際相手で
飲食店経営の
藤原一弥容疑者(24)は、
自宅マンションの
部屋で
池田容疑者の
長女の
詩梨(ことり)
ちゃん(
2)に
暴行を
加えてけがをさせたとして
逮捕されました。
詩梨ちゃんは、今月5日に意識不明の状態で病院に運ばれたあと死亡しました。その約3週間前の先月15日、警察は住民からの通報を受けて池田容疑者と面会しましたが、その際、ばんそうこうが貼られていた詩梨ちゃんの足の裏の傷について、池田容疑者に拒否されて確認できていなかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
池田容疑者は「ヘアアイロンを誤って踏んだ。傷口が広がるので見せられない」などとかたくなに拒んだため、そのまま面会を終えたということです。
警察はこの時、傷は顔などに小さなあざがある程度で、説明とも矛盾がないとして、虐待の事実はないと判断したということです。
今回の対応について警察は「現時点ではコメントできない」としています。