일본어 뉴스: 老後2000万円の報告書菅官房長官「誤解与えた」

老後ろうご2000万まん円えんの報告ほうこく書しょ菅かん官房かんぼう長官ちょうかん「誤解ごかい与あたえた」

Jun 17, 2019 15:06

Furigana

老後ろうごの資産しさん形成けいせいで「およそ2000万まん円えん必要ひつようになる」などとした金融きんゆう庁ちょうの審議しんぎ会かいがまとめた報告ほうこく書しょについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは政府せいふ与党よとう協議きょうぎ会かいで「誤解ごかいを与あたえた」として、国民こくみんの不安ふあんを払拭ふっしょく（ふっしょく）するため丁寧ていねいに説明せつめいしていく考かんがえを示しめしました。国会こっかい内ないで開ひらかれた政府せいふ与党よとう協議きょうぎ会かいには、政府せいふ側がわから菅かん官房かんぼう長官ちょうかんらが、与党よとう側がわから自民じみん・公明こうめい両りょう党とうの幹事かんじ長ちょうらが出席しゅっせきしました。

この中なかで、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、金融きんゆう庁ちょうの審議しんぎ会かいがまとめた報告ほうこく書しょについて「誤解ごかいを与あたえており、政府せいふとしては受け取うけとらない。国民こくみんの不安ふあんをあおることがないよう、丁寧ていねいに説明せつめいしていきたい」と述のべました。

これに対にたいし、公明党こうめいとうの斉藤さいとう幹事かんじ長ちょうは「なぜ報告ほうこく書しょを受け取うけとらないことにしたのか説明せつめいを尽つくしてもらいたい」と述のべ、報告ほうこく書しょを受け取うけとらないとした麻生あそう副ふく総理そうり兼けん金融きんゆう担当たんとう大臣だいじんの対応たいおうについて国民こくみんに説明せつめいを尽つくすよう求もとめました。

このあと、自民党じみんとうの萩生田はぎうだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは記者きしゃ会見かいけんで「2000万まん円えんという数字すうじがひとり歩ひとりあるきしてしまった。不安ふあんを払拭ふっしょくするため、いろんなパターンをきちんと国くにが説明せつめいし、こういう方法ほうほうもあると丁寧ていねいに提案ていあんしていくべきではないか」と述のべました。

立たつ民みん蓮はちす舫氏し「不信任ふしんにん決議けつぎ案あん出ださない選択肢せんたくしない」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの蓮はちす舫参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし、金融きんゆう庁ちょうの審議しんぎ会かいがまとめた報告ほうこく書しょを受け取うけとらないとした麻生あそう副ふく総理そうり兼けん金融きんゆう担当たんとう大臣だいじんの対応たいおうについて、「前代ぜんだい未聞みもんだ」と批判ひはんしました。

そのうえで、蓮はちす舫氏しは「麻生あそう大臣だいじんに対にたいする不信任ふしんにん決議けつぎ案あんを出ださないという選択肢せんたくしはない。公文こうぶん書しょ改かいざん問題もんだいの責任せきにんも取とっておらず、みずからが諮問しもんした報告ほうこく書しょを受け取うけとらないという過去かこに例れいがないこともやっており、国民こくみんも納得なっとくできないところが多おおい」と述のべました。

また、安倍あべ内閣ないかくに対にたいする不信任ふしんにん決議けつぎ案あんの提出ていしゅつをめぐって、枝野えだの代表だいひょうが16日にち、「参議院さんぎいんで問責もんせき決議けつぎ案あんを出だすのが筋すじではないか」と述のべたことについて、蓮はちす舫氏しは「時々ときどきの状況じょうきょうで、衆参しゅうさんのどちらの院いんで提出ていしゅつしたほうが適切てきせつなのか、これから詰つめていきたい」と述のべました。

自民じみん萩生田はぎうだ幹事かんじ長ちょう代行だいこう「粛々しゅくしゅくと否決ひけつしたい」

野党やとう側がわが麻生あそう大臣だいじんに対にたいする不信任ふしんにん決議けつぎ案あんの提出ていしゅつを検討けんとうしていることについて自民党じみんとうの萩生田はぎうだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは、記者きしゃ会見かいけんで、「野党やとうの権能けんのうでやることなので、いいとか悪わるいではない。もし提出ていしゅつされれば、粛々しゅくしゅくと否決ひけつしたい」と述のべました。

また、安倍あべ総理そうり大臣だいじんに対にたいする問責もんせき決議けつぎ案あんについて「これも野党やとうの権能けんのうでやることなので提出ていしゅつを否定ひていするつもりはないが通常つうじょうでは内閣ないかく不信任ふしんにん決議けつぎ案あんだ。今回こんかいだけ問責もんせき決議けつぎ案あんというのはどうしてなのかと思おもう」と述のべました。