香港での大規模デモについて、中国外務省は「組織的な暴動」と言いました。さらに、「香港での表現の自由」などに懸念を示したアメリカに対して「内政干渉だ」と反発しました。
香港から中国本土へ容疑者の引き渡しを可能とする逃亡犯条例の改正を巡っては、抗議デモに参加する市民らと警官隊が衝突し、これまでに70人以上がけが、11人が逮捕されました。
中国外務省は、抗議デモは「香港の主な民意に反している」としたうえで、香港政府が市民に対してゴム弾や催涙ガスを使用したことは「違法行為への対処だ」と強調しました。中国メディアはデモの詳細を報じないで、条例改正の必要性や「香港では条例改正の支持者が主流派だ」などと伝えています。