Japanese News: 銀河が合体する様子観測に成功 131億光年離れた宇宙で

銀河ぎんがが合体がったいする様子ようす観測かんそくに成功せいこう 131億おく光年こうねん離はなれた宇宙うちゅうで

Jun 21, 2019 04:06

Furigana

地球ちきゅうから131億おく光年こうねん離はなれた宇宙うちゅうのはるかかなたで２ふたつの銀河ぎんがが合体がったいする様子ようすを早稲田わせだ大学だいがくなどのグループが観測かんそくすることに成功せいこうし、宇宙うちゅうの成り立なりたちの謎なぞに迫せまる成果せいかとして注目ちゅうもくされています。

早稲田わせだ大学だいがくや東京とうきょう大学だいがくなどの国際こくさいグループは、南米なんべいチリにある電波でんぱ望遠鏡ぼうえんきょう、アルマ望遠鏡ぼうえんきょうで「ろくぶんぎ座ざ」の方角ほうがくにある銀河ぎんがを観測かんそくしました。

その結果けっか、炭素たんそやちりなどが放はなつ電波でんぱを捉とらえ、その強つよさなどからほぼ同おなじ大おおきさの銀河ぎんが２ふたつが左右さゆうに並ならんでいることがわかりました。

さらに分析ぶんせきをしたところ、２ふたつの銀河ぎんがは合体がったいしている途中とちゅうとみられるということで、地球ちきゅうからの距離きょりはこれまで観測かんそくできた合体がったいする銀河ぎんがの中なかでは、最もっとも遠とおい131億おく光年こうねん先さきにあるということです。

宇宙うちゅうはおよそ138億おく年ねん前まえに誕生たんじょうしたあと、銀河ぎんがが合体がったいや衝突しょうとつを繰り返くりかえして、より大おおきな銀河ぎんがに成長せいちょうしながら星ほしを生み出うみだしてきたとみられていますが、合体がったいや衝突しょうとつがいつから始はじまったのかなど詳くわしいことはわかっていません。