G20
大阪サミットが
開幕し、
議長を
務める安倍総理大臣は「デジタル
経済」を
テーマにした
特別イベントで、
データの
流通や
電子商取引に関する
ルール作りを
進めるため、
G20
各国などが
参加する、「
大阪トラック」と
名付けた
国際的な
議論の
枠組みの
創設を
宣言しました。
日本で
初めて開かれる
G20
大阪サミットは、28
日午前、
大阪・
住之江区の
国際展示場「インテックス
大阪」に
各国の
首脳らが
次々に
到着し、
議長を
務める安倍総理大臣の
出迎えで
開幕しました。
正午すぎからは、「デジタル経済」のルールづくりをテーマにした首脳特別イベントが開かれ、安倍総理大臣をはじめ、アメリカのトランプ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領らが出席しました。
この中で、習主席は「デジタル経済は日進月歩の進展をとげ、経済社会を変えている。デジタル経済の大国として、中国は国際協力に積極的に参加したい」と述べました。
また、トランプ大統領は「G20のメンバーと一緒に、オープンで公平で、自由にデータが流れ、新しい繁栄をすべての国々にもたらす、そういう経済を築いていきたい」と述べました。
これを受けて、安倍総理大臣は「急速に進行するデジタル化の潜在力を最大限活用するためには、それに遅れをとらない国際的なルールが不可欠だ」と述べ、データの流通や電子商取引に関するルール作りを進めるため、G20各国などが参加する、「大阪トラック」と名付けた国際的な議論の枠組みの創設を宣言しました。
このあと午後0時半すぎからは、世界経済や貿易をテーマにした最初のセッションが行われています。