日本新聞: スマホキャッシュレス決済参入相次ぎ乱立状態に

スマホキャッシュレス決済けっさい参入さんにゅう相次あいつぎ乱立らんりつ状態じょうたいに

Jul 5, 2019 15:07

Furigana

スマートフォンを使つかったキャッシュレスの決済けっさいサービスはＩあいＴてぃ-企業きぎょうや銀行ぎんこう、コンビニなど、さまざまな業界ぎょうかいから参入さんにゅうが相次あいつぎ乱立らんりつ状態じょうたいになっています。政府せいふは2016年ねんにおよそ20％だったキャッシュレス決済けっさいの比率ひりつを2025年ねんまでに40％まで、将来しょうらい的てきには80％まで引き上ひきあげる目標もくひょうを掲かかげています。

現金げんきんに比くらべて輸送ゆそうなどのコストがかからないことや消費しょうひ者しゃの購買こうばいデータを集あつめやすくデータ活用かつようによる技術ぎじゅつ革新かくしんが期待きたいできることなどが理由りゆうで、日本にっぽんは欧米おうべいや中国ちゅうごくなどと比くらべキャッシュレス決済けっさいの普及ふきゅうが遅おくれていることも背景はいけいにあります。

こうした中なか、事業じぎょうの成長せいちょうが期待きたいできるとして民間みんかん企業きぎょうの間まではスマホ決済けっさいに参入さんにゅうする動うごきが相次あいつぎ、ＩＴや通信つうしんの企業きぎょうでは、「ＬＩＮＥＰａｙ」、ソフトバンクとヤフーの「ＰａｙＰａｙ」、「楽天らくてんペイ」、ＮＴＴドコモえぬてぃ-てぃ-どこもの「ｄでぃ-払はらい」などがあります。

一方いっぽう、銀行ぎんこう系けいでは横浜よこはま銀行ぎんこうなどが「銀行ぎんこうＰａｙ」というシステムを使つかってサービスを始はじめているほか、みずほ銀行ぎんこうなども「Ｊじぇいコインペイ」をスタートさせています。

そして、今月こんげつ、コンビニチェーンのセブン‐イレブンが「７ななｐａぱすかるｙわい」をファミリーマートが「ＦａｍｉＰａｙ」をそれぞれ導入どうにゅうしました。

キャッシュレス決済けっさいでは鉄道てつどう各社かくしゃの電子でんしマネーなども普及ふきゅうしており、利用りよう者しゃの獲得かくとく競争きょうそうが一段いちだんと過熱かねつしています。

また、ことし10月つきの消費しょうひ税率ぜいりつの引き上ひきあげにあわせた景気けいき対策たいさくとしてキャッシュレス決済けっさいを利用りようするとその後そのごの買い物かいもので使つかえるポイントが還元かんげんされる制度せいどが始はじまることからさらに注目ちゅうもくが集あつまることも予想よそうされます。

調査ちょうさ会社かいしゃ「ＩＣあいし-Ｔてぃ-総研そうけん」は、スマホ決済けっさいの市場しじょう規模きぼについて2020年度ねんどにはおよそ２に兆ちょう9000億おく円えんと、2018年度ねんどのおよそ１いち兆ちょう1000億おく円えんから２に倍ばい以上いじょうに拡大かくだいすると予測よそくしています。