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日、
日本航空の
旅客機が
那覇空港に
緊急着陸した
トラブルについて、5
日から
国の
運輸安全委員会による
現地での
調査が
始まり、すでに
判明している
エンジンの
破損の
ほか、
新たに
胴体などにも
傷があることが
分かったということです。
調査は6
日以降も
続けられます。4
日正午すぎ、
那覇空港から
羽田空港に
向かっていた
日本航空の904
便でエンジン
トラブルが
発生したため、
那覇空港に
引き返し
緊急着陸しました。
このトラブルで乗客と乗員189人にけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」として5日、航空事故調査官3人を現地に派遣して調査を始めました。
5日の調査のあと、日下順詞航空事故調査官が報道陣の取材に応じました。
それによりますと、左側のエンジンのうち機体の推進力を生み出す「ファンブレード」と呼ばれる羽根の一部の破断と羽根を覆うケースの損傷に加え、胴体部分の左側にひっかいたような傷と、左の水平尾翼に何かがぶつかったような傷があることが新たに分かったということです。
傷はいずれも長さが30センチ程度だということです。
日下航空事故調査官は「破損した部品が機体に接触した可能性はあるかもしれないが、照合ができていないので調査していく」と話していました。
航空事故調査官による調査は6日以降も行われ、エンジンの内部などを詳しく調べる予定だということです。