香港で、
去年6
月に
起きた
大規模な
抗議デモに
関連し、
禁錮10
か月の
実刑判決を
受けて
収監され、
保釈を
申請していた
民主活動家の
周庭氏について、
香港の
裁判所は
保釈を
認めない
決定を
出しました。
香港の
民主活動家、
周庭氏は
去年6
月、
大勢の
市民が
警察本部を
取り囲んだ
大規模な
抗議デモに
関連し、
無許可の
集会への
参加をあおった
罪などに
問われ、
今月2
日に
禁錮10
か月の
実刑判決を
受けて
収監されました。
周氏は、刑が重すぎるとして控訴し、合わせて高等裁判所で控訴審の審理が行われる間の保釈を求めていました。
これについて香港の高等裁判所は、9日、「当時、積極的にデモに参加し、現場に大きな混乱をもたらしたことは明らかで、保釈されないことが不合理とはいえない」として、周氏の保釈を認めない決定を出しました。
このデモでは、周氏とともに禁錮13か月半の実刑判決を受けた民主活動家、黄之鋒氏も判決を不服として控訴しており、今後、高等裁判所で審理が行われる見通しです。
香港では8日、ことし7月の抗議活動に関連し、合わせて8人が無許可の集会を組織したり参加をあおったりしたとして、逮捕・起訴されるなど民主派の活動家や政治家への締めつけが続いています。