日本新聞: 米財務長官 “高い関税を回避したければ要求に応じるべき”

米べい財務ざいむ長官ちょうかん “高たかい関税かんぜいを回避かいひしたければ要求ようきゅうに応おうじるべき”

N1 Jul 7, 2025 06:07 533

Furigana 翻译

アメリカのトランプ政権せいけんによる「相互そうご関税かんぜい」の一時いちじ停止ていし措置そちの期限きげんが9日にちに迫せまるなか、ベッセント財務ざいむ長官ちょうかんは、いくつかの国くにとの関税かんぜい交渉こうしょうが合意ごういに近ちかづいているとの見方みかたを示しめす一方いっぽう、「足踏あしぶみ状態じょうたいの国々くにぐにが多おおくある」と述のべ、高たかい関税かんぜいを回避かいひしたければアメリカの要求ようきゅうに応おうじるべきだと迫せまりました。

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは4日にち、関税かんぜい措置そちをめぐる交渉こうしょうに関にかんして12か国かこくに対にたいする書簡しょかんに署名しょめいして7日にちに送おくると明あきらかにし、関税かんぜい率りつについては「おそらく60％あるいは70％程度ていどから10％、20％程度ていどの広ひろい範囲はんいになるだろう」という考かんがえを示しめしています。

ベッセント財務ざいむ長官ちょうかんは6日にち、CNNテレビに出演しゅつえんし、トランプ大統領だいとうりょうの書簡しょかんに関にかんして「前向まえむきな対応たいおうをしないのであれば、4月つき2日にちの関税かんぜいの水準すいじゅんに8月つき1日にちから戻もどることになると伝つたえる」と述のべ、書簡しょかんを送付そうふする国くにについては、合意ごういに達たっしなければ4月つきに発表はっぴょうした相互そうご関税かんぜいの水準すいじゅんが8月つき1日にちから適用てきようされるという見解けんかいを示しめしました。

そして、「今後こんご、数すう日にちのうちに複数ふくすうの大おおきな発表はっぴょうがあるだろう」と述のべ、いくつかの国くにとの交渉こうしょうが合意ごういに近ちかづいているとの見方みかたを示しめしました。

その一方いっぽうで「足踏あしぶみ状態じょうたいの国々くにぐにが多おおくある」とした上うえで「スピードを上あげたいのか、それとも以前いぜんの関税かんぜい率りつに戻もどりたいのか、それはその国くにの選択せんたくだ」と述のべ、高たかい関税かんぜいを回避かいひしたければアメリカの要求ようきゅうに応おうじるべきだと迫せまりました。

また、ベッセント長官ちょうかんは、貿易ぼうえき額がくが大おおきくないおよそ100か国かこくに対にたいしても書簡しょかんを送おくることになるとの認識にんしきを示しめす一方いっぽう、「アメリカの貿易ぼうえき赤字あかじの95％は18の重要じゅうような貿易ぼうえき相手あいてによってもたらされており、そちらに集中しゅうちゅうしている」と述のべ、日本にっぽんを含ふくむ主要しゅような貿易ぼうえき相手あいてとの合意ごういに今後こんごも重点じゅうてんを置おいていく考かんがえを示しめしました。