警察や消防によりますと23日正午前、大阪 河内長野市の住宅街で大型の重機が現場付近の住宅の敷地内に倒れ込み、2棟の一部が壊れました。
この事故で重機を操作していた70代の男性1人が腰を強く打ってけがをしましたが、命に別状はなく、壊れた住宅の住人にけがはないということです。
警察によりますと倒れたのは高さがおよそ25メートルあるくいを抜くための重機で、当時、団地の解体作業を行っていたということです。
現場近くの店にいた人は「正午前に雷のような音がしたので外に出てみると重機のアームみたいなものが民家と民家の間に倒れ込んでいた。店では停電したり電気がついたりする状態が続いています」と話していました。
また、現場近くの喫茶店にいた人は「停電になって店の電気が消えた瞬間に雷のような音が聞こえた。揺れも感じたので最初は地震かと思った」と話していました。
現場は南海高野線の美加の台駅から西におよそ2キロ離れた住宅街です。
警察と消防が現場の詳しい状況を調べています。
瞬間見た住民「火花も見え とても怖い」
重機が倒れる瞬間を見たという現場近くのマンションに住む70代の女性は「ベランダから工事の様子を見ていたら、重機がゆっくりと倒れていくのが見えた。その後、ドカーンというものすごい音がして住宅に倒れた。そのときに火花が散ったのも見えました。他人事とは思えず、とても怖いです」と話していました。