香港で
抗議活動が
続く中、
中学生や
高校生などでつくる
団体は、
新学期が
始まる来月から
週に
1日、
授業を
ボイコットするよう
呼びかけました。
香港の
教育当局は
政治の
問題を
持ち込むべきでないと
反対し、
教育界でも
波紋が
広がっています。
香港では
容疑者の
身柄を
中国本土にも
引き渡せるようにする
条例の
改正案をめぐり、
2か月以上にわたって
抗議活動が
続いていて、
政府や
警察への
反発が
強まっています。
こうした中、香港の中学生や高校生などでつくる団体は16日、記者会見し、およそ2万人の生徒にアンケートを行った結果、9割近くが抗議の意思を示すため授業をボイコットすることを支持し、4分の1近くが毎週実施することに賛成したと明らかにしました。
香港には中学校と高校がおよそ500校あり、生徒数は合わせて32万人余りに上っていて、この団体は新学期が始まる来月から毎週月曜日、授業をボイコットするよう呼びかけました。
これに対し、香港の教育当局は生徒たちの学習の機会を奪うことになり、教育の場に政治の問題を持ち込むべきでないと反対しています。
17日は若者たちの主張に香港政府は理解を示すべきだなどとして、教師たちによるデモも呼びかけられていて、教育界でも波紋が広がっています。