Japanese News: 米国防長官新ミサイル発射実験は中国に対抗

米べい国防こくぼう長官ちょうかん新しんミサイル発射はっしゃ実験じっけんは中国ちゅうごくに対抗たいこう

Aug 22, 2019 11:08

Furigana

アメリカのエスパー国防こくぼう長官ちょうかんは、ＩＮＦ＝中距離ちゅうきょり核ミサイルかくみさいるの全廃ぜんぱい条約じょうやくが失効しっこうしたあとに行いった地上ちじょう発射はっしゃ型がたの巡航じゅんこうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんは、これまで条約じょうやくに縛しばられずに中距離ちゅうきょりミサイルを増強ぞうきょうしてきた中国ちゅうごくに対抗たいこうするためだという考かんがえを明あきらかにしました。これはアメリカのエスパー国防こくぼう長官ちょうかんが21日にち、ＦＯＸニュースのインタビューで述のべたものです。

この中なかでエスパー長官ちょうかんは「中国ちゅうごくの経済けいざい力りょくや野心やしんを考かんがえると、長期ちょうき的てきに見みてロシアよりも大おおきな課題かだいであり、国防こくぼう総省そうしょうの最さい優先ゆうせん事項じこうだ」と述のべ、軍備ぐんび増強ぞうきょうを続つづける中国ちゅうごくにどう対抗たいこうするかが、最さい優先ゆうせんの課題かだいだという考かんがえを示しめしました。

そのうえでエスパー長官ちょうかんは、アメリカが、ＩＮＦの全廃ぜんぱい条約じょうやくが失効しっこうしたあと、これまで条約じょうやくで禁きんじられてきた地上ちじょう発射はっしゃ型がたの巡航じゅんこうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんを今月こんげつ18日にちに初はじめて行いったことについて、「われわれは中距離ちゅうきょりミサイルの打撃だげき力りょくを保有ほゆうすることで、中国ちゅうごくの行動こうどうを抑止よくしする必要ひつようがある」と述のべ、実験じっけんは、これまで条約じょうやくに縛しばられずに中距離ちゅうきょりミサイルを増強ぞうきょうしてきた中国ちゅうごくに対抗たいこうするためだという考かんがえを明あきらかにしました。

一方いっぽう、エスパー長官ちょうかんは、ミサイルの発射はっしゃを繰り返くりかえした北朝鮮きたちょうせんについて、「われわれのより大おおきな懸念けねんは長距離ちょうきょりのミサイル実験じっけんだ。問題もんだいの全体ぜんたい像ぞうを見みる必要ひつようがある」と述のべ、非核ひかく化かに向むけた外交がいこうを支ささえるため短距離たんきょりのミサイル発射はっしゃは問題もんだい視ししない考かんがえを改あらためて示しめしました。

菅かん官房かんぼう長官ちょうかん「アメリカと緊密きんみつに連携れんけい」

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは記者きしゃ会見かいけんで、「アメリカの活動かつどう一ひとつ一ひとつにコメントは差し控さしひかえる。ＩＮＦ＝中距離ちゅうきょり核ミサイルかくみさいる全廃ぜんぱい条約じょうやくで、アメリカとロシアに廃止はいしが義務ぎむづけられていたミサイルを、それ以外いがいの国々くにぐにが開発かいはつし、実戦じっせん配備はいびしている状況じょうきょうが出でていることはわが国わがくににとっても重要じゅうような問題もんだいだ。引き続ひきつづき、アメリカと緊密きんみつに連携れんけいしていきたい」と述のべました。