南西諸島での
防衛態勢の
強化が
進む中、
陸上自衛隊は、
離島への
侵攻に
対処することを
想定した
大規模な
実弾射撃演習を
公開しました。
静岡県の
東富士演習場で
行われた
演習には、
およそ2400
人の
隊員と
戦車や
機動戦闘車を
含むおよそ80
両の
車両などが
参加しました。
陸上自衛隊が毎年公開している最大規模の実弾射撃演習で、離島への侵攻に備え、事前に部隊を配置して対処するという想定で行われました。
演習では、即応部隊などを事前に展開して上陸の阻止を図るほか、上陸されたあとは、水陸両用車を備えた専門部隊やパラシュート降下部隊が海や空から増援する一連の対処を公開しました。
また、今回は、相手の指揮系統を混乱させる目的などで行われる電子戦も想定に取り入れました。離島の防衛をめぐっては、ことし3月に、鹿児島県の奄美大島と沖縄県の宮古島に陸上自衛隊の部隊が配備され、石垣島でも配備の計画が進むなど、南西諸島での態勢強化が進められています。