日本と
アフリカの
関係強化を
話し合うTICAD=アフリカ
開発会議が
横浜市で
開幕し、アフリカの
代表からは
日本の
民間企業からの
投資の
拡大に
期待する
声が
相次ぎました。
7回目と
なる今回の
会議では、
投資や
ビジネスの
促進が
主要な
テーマになっていて、28
日の
開会式でアフリカの
代表からは、ことし
5月に
発足が
決まった、アフリカ
全体を
カバーする
巨大な
自由貿易圏「アフリカ
大陸自由貿易圏」についての
発言が
相次ぎました。
このうち、会議の共同議長を務めるエジプトのシシ大統領は、自由貿易圏を具体化する過程でアフリカ経済の近代化を進めていく考えを示したうえで「アフリカは胸襟を開いて世界との統合を目指している。
アフリカの豊かな資源を活用していくための協力を待っている」と投資の促進を呼びかけました。
また、AU=アフリカ連合のファキ委員長は「3年前のTICADでは日本の投資家も多く参加し、アフリカ側は投資が増えると期待したが、それを失望に変えてほしくない。日本の経験をアフリカの発展に生かしてもらいたい」と述べ、継続的な投資を求めました。
これに関連して、国連のグテーレス事務総長は「『自由貿易圏』の発足を目指す動きは、アフリカにとって極めて重要なステップだ」と述べ、貿易が増加して経済が活性化することでアフリカの人々の生活がよくなることに期待を示しました。