ロンドン(CNN) 英ロンドンのガトウィック空港で「大量の薬物」として押収された粉末が、その後の検査でビーガン食(完全菜食主義者向けの食事メニュー)のケーキ材料だったと判明する出来事がありました。
粉末が入ったスーツケースは先月28日、警察がガトウィック空港で押収しました。スーツケースを持ち運んでいたのは、ロンドンとブライトンに店を構えるビーガンレストラン「ピュレッツァ」のスタッフでした。
交通警察と内務省は禁止薬物を疑っていましたが、検査の結果、粉末の正体はビーガン食のケーキ材料だったと断定しました。
交通警察がPA通信に語ったところによると、25袋分の粉末が入ったスーツケースが発見されたという通報があり、警官がガトウィック空港に出向きました。しかし事情聴取や検査の結果、袋の中の粉末はビーガン食の販売店向けのケーキ材料だったことが分かり、持ち主に返還されました。