ファミリー
レストランの「デニーズ」は、
来月の
消費税率の
引き上げで
客足が
遠のくことがないよう、
売れ筋の
一部の
メニューの
本体価格を
値下げして、
税込み
価格を
据え置くことになりました。
消費税率の
引き上げで、ファミリー
レストランでの
店内飲食は、
税率が10%に
上がるため、
税込みの
価格が
値上がりすることになります。
デニーズでは、来店客が値上がりを実感すれば客足が遠のくことにもなりかねないとして、来月1日から、売れ筋の「和風ハンバーグ」など7つのメニューについては、本体価格を値下げして、税込み価格を据え置くことにしました。
このほか、メニュー全体の60%以上にあたる合わせて85のメニューで、料理の内容をリニューアルしたり、新メニューを投入したりするということです。
また、8%の軽減税率が適用される、テイクアウトや宅配に対応する店を増やすことにしています。
「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズの鎌田靖商品本部長は「何も手を打たないと消費者の支持を得られなくなるので、危機感を持っている。料理の価値と価格のバランスを考えたメニューを投入していく」と話しています。
ファミリーレストランでは、「ガスト」などを展開する最大手のすかいらーくが、本体価格を据え置き、店内飲食と持ち帰りで税込み価格を別々にします。
「サイゼリヤ」は、店内飲食の本体価格を基本的に値下げして、税込み価格を据え置くことにしています。