伊豆諸島の
新島では、
特産のくさやにするための
魚などを
保存する
冷凍設備の
一部が
壊れ、
応急的な
対応でしのいでいます。
新島漁港の
近くに
ある「にいじま
製氷冷蔵庫」では、
特産のくさやや
原料と
なる魚を
保管しています。
施設の屋上には冷凍庫の冷却に使われる水が入った直径3メートルほどのタンクがありましたが、台風の暴風で飛ばされて10メートルほど下の地面に落下したということです。
このため一時的に冷却ができなくなり、保管していたくさやや魚などが使えなくなる可能性がありましたが、応急的に水道水を引き込み、何とか持ちこたえている状態だということです。
この施設には13日朝、東京都が救援物資として送った冷凍機能付きのコンテナ1台が到着し、敷地内で試運転が行われていました。
冷凍庫を管理している山本誠二さんは「今は何とか機能を保つことで精いっぱいで、今後の本格的な復旧までは考えられないのが現状です」と話していました。