Japanese News: “紀州のドン・ファン” の遺産遺言で田辺市が受け取りへ

“紀州きしゅうのドン・ファン” の遺産いさん遺言ゆいごんで田辺たなべ市しが受け取うけとりへ

Sep 13, 2019 17:09

Furigana

“紀州きしゅうのドン・ファン”とも呼よばれ、去年きょねん、急性きゅうせい覚醒剤かくせいざい中毒ちゅうどくで死亡しぼうした和歌山わかやま県けん田辺たなべ市しの会社かいしゃ社長しゃちょうが生前せいぜん、遺産いさんを田辺たなべ市しに寄付きふするという遺言ゆいごんを残のこしていたことから、市しは遺産いさんを受け取うけとるための手続てつづきを進すすめることになりました。自伝じでんのタイトルから“紀州きしゅうのドン・ファン”とも呼よばれた、和歌山わかやま県けん田辺たなべ市しの会社かいしゃ社長しゃちょう、野崎のさき幸みゆき助すけさん（77）は去年きょねん５月ごがつ、自宅じたくで急性きゅうせい覚醒剤かくせいざい中毒ちゅうどくで死亡しぼうしているのが見みつかり、警察けいさつは容疑ようぎ者しゃを特定とくていしないまま、殺人さつじんの疑うたがいで捜査そうさを続つづけています。

田辺たなべ市しによりますと野崎のさきさんの死後しご「全ぜん財産ざいさんを田辺たなべ市しにキフする」などと生前せいぜんに書かかれた自筆じひつの遺言ゆいごん書しょが見みつかり、市しが調査ちょうさした結果けっか、現金げんきんや株式かぶしき、債権さいけんなど合あわせて13億おく円えん余あまりの遺産いさんがあることが分わかりました。

ほかにも複数ふくすうの土地とちや絵画かいがなどが残のこされているということです。

田辺たなべ市しは遺言ゆいごんへの対応たいおうについて検討けんとうを続つづけていましたが、遺産いさんを受け取うけとる方針ほうしんを固かため、13日にちの市議会しぎかいに今後こんご、弁護士べんごしを雇やとったうえで、土地とちの売却ばいきゃくなどを進すすめるための費用ひよう、およそ6500万まん円えんを盛り込もりこんだ補正ほせい予算よさん案あんを提出ていしゅつしました。