サウジアラビアで
起きた
石油関連施設などへの
攻撃を
受けて、
国際的な
原油価格はロンドン
原油市場で
一時、18%を
超える上昇と
なるなど
急激に
値上がりしています。サウジアラビア
東部のアブカイクに
ある石油関連施設などが14
日攻撃を
受け、サウジアラビア
政府は、
1日の
原油生産量の
およそ半分が
一時的に
生産を
停止していることを
明らかにしました。
これを受けて、ロンドン原油市場では日本時間の16日午前7時の取り引き開始直後から北海産の原油の先物価格が大幅に値上がりし、先週末の1バレル=60ドル台前半に比べて一時、18%以上高い71ドル台まで上昇しました。
また、ニューヨーク原油市場では国際的な原油取り引きの指標の一つである、WTIの先物価格が日本時間の16日朝始まった時間外の取り引きで1バレル=63ドル台となり、先週末の54ドル台後半から率にして15%の大幅な上昇となっています。
サウジアラビアの原油生産量は世界3位で今回、生産を停止している分は世界全体の供給量のおよそ5%にあたるだけに、国際的な原油市場に大きく影響しています。