サウジアラビアで
石油関連施設が
攻撃された
事件を
受けてアメリカの
トランプ大統領は、サウジアラビア
政府と
協議したうえで
今後の
対応を
決める考えを
明らかにしました。
アメリカ政府の
高官は、イランの
関与を
指摘していて、
関与を
否定するイラン
政府との
間で
再び緊張が
高まるおそれが
出ています。
サウジアラビアで、東部のアブカイクなどの石油関連施設が攻撃され、爆発した事件について、トランプ大統領は、ツイッターに「攻撃を仕掛けた犯人をわれわれは知っていると信じる理由がある」と投稿しました。
そのうえで「われわれは検証作業次第で対抗措置に出る準備ができているが、誰が攻撃を仕掛けたのかについてサウジアラビア政府の見解を待っているところだ」と書き込み、サウジアラビア政府と協議したうえで今後の対応を決める考えを明らかにしました。
これに先立ち、ホワイトハウスのコンウェイ大統領顧問は15日、FOXテレビに出演し、サウジアラビアへの攻撃にイランが関与したと改めて指摘しました。また、今回の事件を受けてイランに対する攻撃の可能性を問われたのに対し、「多くの選択肢がテーブルの上にある」と述べ、明言を避けました。
これに対しイラン政府は、今回の事件への関与を否定していますが、アメリカ政府とサウジアラビア政府が、最終的にイランの関与を断定すれば、中東の緊張が再び高まるおそれが出ています。