第10
管区海上保安本部によりますと、22
日午後1
時過ぎ、トカラ
列島に
ある臥蛇島の
西の
沖合で、
哨戒中の
航空機が
中国の
さんご
漁船1
隻を
見つけました。
漁船が航行していたのは日本の排他的経済水域の中で、航空機からの連絡を受けて現場に向かった巡視船3隻が海中に網を入れてさんご漁を行っているのを確認したということです。
巡視船の海上保安官が、漁船に停止を求めて乗り移り、午後4時40分ごろ中国人の船長の胡品龍容疑者(58)を許可を受けずに操業していた疑いでその場で逮捕しました。
海上保安庁は捜査に支障があるとして認否は明らかにしていません。
日本の排他的経済水域で許可を受けずに操業していた外国の船が検挙されたのは、鹿児島県内では3年前の1月、トカラ列島の宝島の沖合で韓国漁船の船長を水産庁が逮捕して以来です。
このときは、刑事事件の保釈金に当たる担保金の支払いが韓国側から約束されたため船長は釈放されています。