また、20日未明にかけて満月を迎えることから雲のない場所では、ことし最も大きくて明るい満月、いわゆる「スーパームーン」が観測できます。
平均的な満月と比べて、大きさも明るさも17%程度アップするということです。
「スーパームーン」は正式な天文用語ではなく、定義は決まっていませんが、NASA=アメリカ航空宇宙局では天文へ関心をもってもらおうと、月が地球に近づいたときの大きくて明るい満月を「スーパームーン」と愛称で呼んでいます。
国立天文台によりますと、月が最も近づくのは19日午後6時3分で、月が完全に満ちるのは日付けがかわった午前0時54分だということです。
気象庁によりますと、20日未明にかけて全国的に雨や曇りとなりますが、西日本や東日本の太平洋側を中心に徐々に天候が回復するということで、場所によっては月が出るチャンスがあるということです。
国立天文台では「冬は夏に比べて月が高いので観測には適しているといえます。寒さ対策を忘れずに少しだけ夜更かしをして、ことし最大の満月を楽しんでもらえれば」と話しています。
ちなみに、ことしの最も小さい満月は9月14日で、月と地球との距離はおよそ40万6000キロに離れ、今回の満月に比べておよそ30%ほど小さくなるということです。