花粉が
少ないスギの
苗木の
生産量が
昨年度、
前の
年度の
2倍近いおよそ1000
万本に
上る見通しとなったことが
分かりました。
ただ、こうしたスギが
植えられた
林は
まだわずかなことから
林野庁ではさらに
植え
替えを
進めて
いくことにしています。
林野庁はスギによる花粉症を減らそうと、20年余り前から花粉をほとんど作らない新たな品種の開発を支援するとともに、国有林などでの植え替えを進めています。
この結果、新品種の苗木の生産量は年々増えていて、昨年度は前の年度の2倍近いおよそ1000万本に上る見通しとなったことが分かりました。
これは1年間に生産されたスギの苗木の4割程度に上りますが、昨年度までに全国のスギの人工林のうち、花粉が少ないスギが植えられた面積は0.3%程度とわずかにとどまっています。
このため林野庁では新品種の苗木の生産を一層促すとともに、花粉を出すスギの伐採を進め、新品種への植え替えをさらに進めていくことにしています。