Japanese News: 南海トラフ地震国が対策ガイドライン公表事前避難のルールも

南海なんかいトラフ地震じしん国くにが対策たいさくガイドライン公表こうひょう事前じぜん避難ひなんのルールも

Mar 29, 2019 16:03

Furigana

南海なんかいトラフ巨大きょだい地震じしんのおそれが高たかまったとして出だされる「臨時りんじ情報じょうほう」に対応たいおうするため、国くには自治体じちたいと企業きぎょう向むけの対策たいさくのガイドラインを公表こうひょうし、住民じゅうみんが事前じぜん避難ひなんする地域ちいきの選定せんていなど地震じしんに備そなえた具体ぐたい的てきな防災ぼうさい計画けいかく作づくりが進すすめられることになりました。一方いっぽう、ガイドラインでは「通常つうじょうの社会しゃかい活動かつどうをできるだけ維持いじすること」も求もとめていて、各かく分野ぶんやの計画けいかくをどう調整ちょうせいしていくかが課題かだいです。南海なんかいトラフ地震じしんに関にかんする臨時りんじの情報じょうほうは、巨大きょだい地震じしんが発生はっせいする可能かのう性せいがふだんと比くらべて相対そうたい的てきに高たかまったと評価ひょうかされた場合ばあいに気象庁きしょうちょうが発表はっぴょうする情報じょうほうで、おととし11月つきに運用うんようが始はじまりました。

自治体じちたいや住民じゅうみんなどが取とるべき行動こうどうは、具体ぐたい的てきに決きまっていませんでしたが、国くには29日にち、自治体じちたいや企業きぎょうの防災ぼうさい計画けいかく作づくりの参考さんこうとなるガイドラインを公表こうひょうしました。

この中なかでは、基本きほん的てきな考え方かんがえかたとして、現在げんざいの科学かがくでは地震じしん発生はっせいの正確せいかくな予測よそくはできないため「地震じしんに備そなえつつ、通常つうじょうの社会しゃかい活動かつどうをできるだけ維持いじすることが基本きほん」としたうえで、防災ぼうさい計画けいかくの方針ほうしんを示しめしています。

まず、住民じゅうみんの避難ひなんについては、震源しんげん域いきの半分はんぶん程度ていどが先行せんこうしてずれ動うごいてマグニチュード８はちクラスの地震じしんが起おき、次つぎの巨大きょだい地震じしんに警戒けいかいが必要ひつようだとされた場合ばあい、最初さいしょの地震じしんで被害ひがいが出でていない地域ちいきでも、一部いちぶの住民じゅうみんは１いち週間しゅうかん、事前じぜんに避難ひなんするとしました。