奈良県の
遊園地で
今月上旬、
トンネル状の
滑り台で
遊んでいた
子どもたち15
人が
軽いけがをしていたことが
分かり、
遊園地は、
安全性が
確認できるまで
使用を
中止して
対策を
検討しています。
事故があったのは
奈良県の
生駒山にある生駒山上遊園地です。
運営する近鉄によりますと、今月6日と7日、「チューブスライド」と呼ばれる、一部がトンネル状になった滑り台で遊んでいた5歳から10歳の子ども15人が、ステンレス製の天井部分に頭をぶつけ、こぶやすり傷などの軽いけがをしたということです。
滑り台は全長25m、高低差10mあり、速度が出て、滑っている途中に体が浮き上がってぶつかったと見られています。
また今月8日には、別の滑り台でも従業員の女性が試験的に滑った際に右足がひっかかり、足首を骨折しました。
近鉄は、13日からこれらの滑り台を含む22種類の遊具を設置した遊び場をオープンする予定ですが、事故のあった2つの滑り台は安全性が確認できるまで使用を中止し、対策を検討しています。
近鉄営業企画部の足高寛俊主査は「お楽しみいただく施設にもかかわらず、このような事態をまねき、おわび申し上げます。早急に原因を究明し、対策を講じたい」と話しています。