アメリカの
トランプ大統領は
中国との
貿易交渉をめぐり「われわれが
望めば、
新たに3250
億ドル
分の
輸入品にも
関税を
かけることが
できる」と
述べ、
追加の
措置も
辞さない
姿勢を
示しました。
先月、
再開することで
合意した
両国の
協議に
具体的な
進展がないことが
影響しているものとみられます。
米中の
貿易交渉をめぐっては
先月下旬の
首脳会談で
こう着状態にあった
交渉を
再開することで
合意しましたが、
その後は
電話協議しか
行われず、
アメリカは
中国が
首脳会談で
約束したアメリカの
農産品の
購入に
応じていないと
主張しています。
これについてトランプ大統領は16日、ホワイトハウスで行われた閣議で「関税に関しては長い道のりがある」と述べ、交渉が長引く可能性があることを認めました。
そのうえで「われわれが望めば新たに3250億ドル分の輸入品にも関税をかけることができる。中国が約束を破らないことを期待する」と述べ、中国が要求に応じなければ中国からのほぼすべての輸入品に高い関税をかける追加の措置も辞さない姿勢を示しました。
トランプ大統領の今回の発言の背景には交渉が進まないことへのいらだちがあり、強硬な発言をちらつかせることで協議を進展させたい考えがあるとみられます。