韓国の
中央銀行は18
日、
政策金利を
およそ3年ぶりに
引き下げて1.5%とし、
地元メディアは、
日本政府が
輸出規制を
厳しくしたことで、
景気の
不透明感が
増したのが
一因だと
伝えています。
韓国の
中央銀行に当たる
韓国銀行は18
日午前、
金融通貨委員会を
開き、
民間の
銀行に
貸し出す
際の
政策金利を
3年1か月ぶりに
引き下げ、
年1.75%から0.25
ポイント下げて、1.5%としました。
韓国の政策金利は、去年11月、アメリカが利上げを進める中、資金が流出することをおそれて引き上げられましたが、その後は据え置かれていました。
韓国をめぐっては、日本政府が今月から半導体の原材料などの輸出規制を厳しくし、韓国の輸出額の2割近くを占める半導体業界への影響が懸念されています。
韓国の連合ニュースは、金融機関の研究員の話を引用するなどして、政策金利引き下げの要因の1つとして、日本の措置によって半導体業界などが打撃を受けるおそれがあり、景気の不透明感が増したことを挙げています。
韓国銀行は、このあと会見を開いて引き下げの理由などについて説明する予定です。