選挙に勝利した「次期大統領」に対しては、現職の大統領がホワイトハウスに招待して政権の移行に向けて協議するのが慣例で、ホワイトハウスは9日、バイデン大統領が11月13日にトランプ氏を招くことを明らかにしました。
4年前の選挙のあとは、当時、現職だったトランプ氏が選挙結果を受け入れずバイデン氏を招くことはありませんでしたが、バイデン大統領は7日の演説で「大統領としての責務を果たす。憲法を尊重する。1月20日に平和的な政権移行を行う」と述べていました。
一方、トランプ氏は、勝利宣言を行った6日の演説のあとは公に姿を見せていません。
南部フロリダ州の自宅で陣営幹部などとともに、閣僚人事の検討を進めているとみられますが、7日、大統領首席補佐官にスーザン・ワイルズ氏を起用すると発表して以降は新たな発表はありません。
アメリカメディアは「いつ発表されてもおかしくない」として、予想される顔ぶれなどを繰り返し伝えていて、2期目のトランプ政権の政策を左右する閣僚の人事が大きな関心事になっています。