ロシア
外務省は、
北朝鮮に
駐在していたロシアの
外交官が、
帰国のためにトロッコを
押して
出国する
様子の
映像を
公開しました。
北朝鮮が
感染対策として、
国外とを
結ぶ交通手段を
今も
厳しく
制限している
状況がうかがえます。ロシア
外務省は25
日、
北朝鮮に
駐在していたロシア
大使館の
職員と
その家族、
合わせて8
人が
帰国する
際の
映像と
画像を
通信アプリ
などの
公式アカウント
を通じて公開しました。
このなかでは、大使館の書記官などが線路上のトロッコに荷物や子どもたちをのせ、北朝鮮の北東部の国境にかかる鉄橋をトロッコを押して渡っている様子がうつっています。
一行は、ピョンヤンを出たあと列車で32時間、バスで2時間かけて国境の町までたどりつき、その後、事前に用意されたトロッコに荷物を載せて1キロ余りを移動しロシアに入ったということです。
北朝鮮は新型コロナウイルス対策として、国外との間で人の往来や物資の移動を厳しく制限していて、ピョンヤンに大使館を置く一部の国は駐在する外交官を相次いで出国させています。
ロシア大使館は、2月8日にSNSの公式アカウントでピョンヤンでの食料品の価格高騰など、北朝鮮の感染対策による経済への影響を伝えていて、今回の動画などからは、北朝鮮で国外とを結ぶ交通手段が今も厳しく制限されている状況がうかがえます。