アメリカのFDA=
食品医薬品局は27
日、
製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが
開発した
新型コロナウイルスワクチンについて、
緊急使用を
許可したと
発表しました。
このワクチンは1
回の
接種で
済むことから
接種のペースが
加速することが
期待されています。FDAは27
日、
製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが
開発した1
回の
接種で
済むタイプの
新型コロナウイルスワクチンについて、
緊急使用を
許可したと
発表しました。
このワクチンは世界各国のおよそ4万人を対象とした臨床試験の結果、接種後28日目以降では、中程度から重度の症状を防ぐ有効性は66.1%、重度の症状に限ると有効性は85.4%を示したとされています。
また初期段階の報告では変異ウイルスの感染が確認されている南アフリカやブラジルでもほぼ同様の有効性が示されたとしています。
安全性についてもFDAは「深刻な懸念は示されていない」としています。
アメリカではこれまでに製薬大手ファイザーと製薬会社モデルナのワクチンに緊急使用の許可が出ていて、今回のワクチンは3種類目となります。
ファイザーとモデルナのワクチンは2回の接種が必要なのに対し、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは1回の接種で済むほか、2度から8度という冷蔵庫の温度で少なくとも3か月保管できることから、接種のペースが加速することが期待されています。