北海道は
8日に
続き、
上空に
強いレベルの
寒気が
流れ込んでいることに
加え、「
放射冷却現象」の
影響で
冷え込んでいて、
東部の
陸別町で
氷点下31
度8分を
観測しました。
この冬、
北海道で
氷点下30
度を
下回ったのは
初めてで、
気象台は
水道の
凍結などに
注意するよう
呼びかけています。
札幌管区気象台によりますと、
北海道内は
8日に
続いて
強いレベルの
寒気が
上空に
流れ込んでいることや、
晴れて
地表の
熱が
奪われる「
放射冷却現象」の
影響で
冷え込んでいます。
9日朝7時までの各地の気温は、▽東部の陸別町で氷点下31度8分を観測したのをはじめ、▽東部の弟子屈町川湯で氷点下30度9分、▽阿寒湖畔で氷点下30度7分、▽北部の枝幸町歌登で氷点下30度3分などとなっています。
この冬北海道で氷点下30度を下回ったのは初めてです。
気象台によりますと寒気に伴う冷え込みは今後1週間程度は続く見込みで、屋外での活動や水道の凍結などに注意するよう呼びかけています。
記念撮影をする人も
厳しい冷え込みとなった陸別町では、道の駅にある気温の電光掲示板が氷点下30度を示し、家族連れなどが白い息を吐きながら記念撮影をしていました。
また飛ばしたシャボン玉が空気中で凍ったり、水分を含ませたタオルが凍ったりする様子を楽しむ姿も見られました。
転勤のため静岡県から帯広市に引っ越したという34歳の男性は「肌が痛くなるほどの寒さですが、氷点下30度はなかなか体験できないので子どもたちとやってきました」と話していました。