アフガニスタンで実権を掌握するイスラム主義勢力「タリバン」は大学での女子学生の教育を直ちに停止することを決め、国際社会から非難の声が上がっています。
複数のアメリカメディアによりますと、タリバン暫定政権は20日、アフガニスタン国内の大学に対して女子学生への教育を直ちに無期限で停止するよう命じたということです。
タリバンはアフガニスタンの実権を掌握した去年8月以降、日本の中学・高校にあたる中等教育学校に女子学生が通うのを禁じた一方で、大学は認めていましたが、今回の決定でアフガンの女性は小学校までの教育しか受けられなくなります。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチはこの決定を「女性の教育の権利を侵害する恥ずべきものだ」と非難しました。