先月、同じコースで歴代最多に並ぶG1、7勝目を挙げ、記録更新がかかるアーモンドアイは、単勝1.3倍の圧倒的な1番人気に支持されました。
クリストフ・ルメール騎手が手綱を取ったアーモンドアイは、3着に敗れた去年に続いてスタートでやや出遅れ、後方でレースを進めました。
そして、最後の直線では追い上げたものの、先に抜け出した去年の桜花賞馬で3番人気のグランアレグリアを捉えることができず、2馬身半の差で2着に敗れました。
芝のG1レースの日本の馬の勝利数の記録は、「皇帝」と呼ばれたシンボリルドルフが昭和60年に初めて7勝を挙げて以来、35年間、更新されておらず、今回敗れたアーモンドアイについては、今後にも注目が集まります。
グランアレグリア騎乗の池添騎手「価値ある勝利」
安田記念でアーモンドアイを抑えて優勝したグランアレグリアに騎乗していた池添謙一騎手は、「有力馬が後ろにいたが、自信を持って動いていったアーモンドアイが来ると思っていたので、最後の直線は必死に馬を追った。よく頑張ってくれたし、すごいメンバーを相手に価値がある勝利になった」と話していました。