일본어 뉴스: 秀吉側近の武将駒井重勝の日記自筆原本見つかる

秀吉ひでよし側近そっきんの武将ぶしょう駒井こまい重勝しげかつの日記にっき自筆じひつ原本げんぽん見みつかる

Jun 15, 2020 05:06 22

Furigana

豊臣とよとみ秀吉ひでよしや養子ようしの秀次しゅうじの言動げんどうなどを、そばで仕つかえた武将ぶしょうが記しるした「駒井こまい日記にっき」の自筆じひつ原本げんぽんの一部いちぶが見みつかり、調査ちょうさにあたった専門せんもん家かは「当時とうじの武将ぶしょうの日記にっきの原本げんぽんが出でてくることはほとんどなく、重要じゅうよう文化財ぶんかざいクラスの価値かちがある」と指摘してきしています。「駒井こまい日記にっき」は、豊臣とよとみ秀吉ひでよしや養子ようしの秀次しゅうじに仕つかえた武将ぶしょうの駒井こまい重勝しげかつが書かいた日記にっきで、秀吉ひでよしや秀次しゅうじの言動げんどうなどが記しるされていることから、当時とうじの出来事できごとを知しる上うえで重要じゅうような歴史れきし資料しりょうです。

江戸えど時代じだいの写うつしが数すう巻かん分ぶん残のこされているだけで原本げんぽんは失うしなわれていると考かんがえられていましたが、東京とうきょう大学だいがく史料しりょう編纂へんさん所しょがその一部いちぶとみられる日記にっきをインターネットオークションで購入こうにゅうし、内容ないようなどを調しらべた結果けっか、写うつしがある部分ぶぶんの自筆じひつの原本げんぽんそのものと判断はんだんされました。

調査ちょうさにあたった村井むらい祐樹ゆうき准じゅん教授きょうじゅによりますと、見みつかったのは17巻かん以上いじょうあるとされる日記にっきのうち第だい6巻かんの7割わり程度ていどに相当そうとうし、西暦せいれき1594年ねんにあたる文ぶん禄ろく3年ねん2月つきの出来事できごとが記しるされています。

このうち22日にちには、秀吉ひでよしの天下てんか統一とういつを支ささえた黒田くろだ官兵衛かんべえが体調たいちょうを崩くずした際さいに、秀次しゅうじが出だした見舞みまいの手紙てがみの内容ないようが記しるされているほか、27日にちには秀吉ひでよしと秀次しゅうじが今いまの奈良なら県けんの吉野よしので花見はなみを行おこない、そこで詠よんだ歌うたの内容ないようも詳細しょうさいに記録きろくされています。

村井むらい准じゅん教授きょうじゅは「この時代じだいの武将ぶしょうの日記にっきは数かずが少すくないうえ原本げんぽんが出でてくることはほとんどなく、重要じゅうよう文化財ぶんかざいクラスの価値かちがある。筆跡ひっせきなどの情報じょうほうがある自筆じひつ原本げんぽんの研究けんきゅうは非常ひじょうに価値かちがあることなので、大おおきな発見はっけんだと思おもいます」と指摘してきしています。

作者さくしゃは秀吉ひでよしの“右筆ゆうひつ”の１いち人にん

村井むらい准じゅん教授きょうじゅによりますと、「駒井こまい日記にっき」の作者さくしゃ、駒井こまい重勝しげかつは、豊臣とよとみ秀吉ひでよしや秀次しゅうじの書状しょじょうを書かく右筆ゆうひつを務つとめていました。

秀吉ひでよしや秀次しゅうじの右筆ゆうひつは複数ふくすういたことが分わかっていて、今回こんかい見みつかった日記にっきの筆跡ひっせきをもとに、重勝しげかつがどの書状しょじょうを担当たんとうしていたのかなどの研究けんきゅうが進すすむとしています。

また、今回こんかいの原本げんぽんと比くらべると、江戸えど時代じだいの写うつしは体裁ていさいが整ととのえられているうえに字じの間違まちがいなどがあり、原本げんぽんによって日記にっきの表記ひょうきや内容ないようなどが正確せいかくに分わかるということです。

村井むらい准じゅん教授きょうじゅは「自筆じひつが出でてきたことで、『この朱印しゅいん状じょうは駒井こまいが書かいたんだ』や『この時代じだいに駒井こまいが右筆ゆうひつだったんだ』など、詳細しょうさいに字じを検討けんとうしていけば分わかると思おもうので、秀吉ひでよしの右筆ゆうひつたちの研究けんきゅうをする上うえでも非常ひじょうに貴重きちょうな発見はっけんです」と話はなしています。