ガソリンエンジンに加え電気のみでも走るプラグインハイブリッド車で、一度の充電で走行できる距離は87キロと、従来のモデルよりもおよそ30キロ伸びているということです。
競争力を高めるため、車の土台となるプラットフォームは、連合を組む日産自動車やルノーと共同開発をしたものを、主力の車種として初めて採用しています。
ことし12月に国内で発売する予定で、今後も3社連合でプラットフォームの共通化を進める方針です。
三菱自動車の加藤隆雄社長は「充電できる環境が国内で十分に整備されていない中、電気がなくなってもガソリンで走れるため、今の段階では、非常に利便性が高い車だ」と話しています。
この車は、三菱自動車の国内外での販売台数のおよそ2割を占める主力車種で、会社が2年連続の赤字となる中、新型モデルの投入で業績の底上げを図れるかが焦点です。