アメリカ西部カリフォルニア
州で、
路上生活者いわゆるホームレスの
女性が、
地下鉄のホームでオペラの
名曲を
歌う姿を
地元の
警察官が
撮影してSNSに
投稿したところ、
見事な
歌声だとして
大きな反響を
呼んでいます。ロサンゼルスの
地下鉄の
駅の
構内で
たくさんの
荷物を
抱えながら
美しい歌声を
披露しているのは、ホームレスのエミリー・ザモルカさん。52
歳です。
歌っているのはプッチーニ作曲のオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中の名曲「私のお父さん」です。
この動画は地元の警察官によって撮影され、27日、ロサンゼルス市警の公式ツイッターに投稿されると、見事な歌声だとしてたちまち話題となり、これまでに83万回以上再生されるなど大きな反響を呼んでいます。
地元メディアによりますと、ザモルカさんは30年近く前にロシアからアメリカに移住し、ピアノやバイオリンのレッスンを受けた音楽家で、これまではバイオリンを演奏するなどして生計をたててきたということです。
しかし、3年前にバイオリンを盗まれ、さらに体調を崩したことからホームレスとなり、今は駐車場にダンボールを敷いて寝泊まりしているということです。
いきさつを知った男性がザモルカさんに新しいバイオリンを買ってもらうための資金をインターネットを通じて募り、これまでのところ2万8000ドル(300万円余り)が集まったということです。