大会の関係者がIDカードを剥奪されるのは今大会では初めてです。
東京オリンピックに参加する選手を含む関係者向けに新型コロナウイルスの感染対策をまとめた「プレーブック」では、行動範囲に制限を設けています。
組織委員会は31日の会見で、選手村に滞在する関係者が無断で外出し、観光地を訪れていたとして、大会参加に必要なIDカードを剥奪したことを明らかにしました。
IDカードが剥奪される処分は、今大会では初めてだということです。
ただ、組織委員会は個別の事例には回答しないとして剥奪された関係者の詳細については明らかにしませんでした。
プレーブックの違反事例をめぐっては、今月27日にはヨーロッパのメディア関係者が宿泊先のホテルでグループで飲酒や飲食をしていたことが明らかになっています。
組織委員会は「選手村から観光目的で外出することはあってはならないので、適切な手続きをへて剥奪を決めた」としています。