日本新闻: アフガン爆発「邦人ら被害情報なし退避へ努力継続」官房長官

アフガン爆発ばくはつ「邦人ほうじんら被害ひがい情報じょうほうなし退避たいひへ努力どりょく継続けいぞく」官房かんぼう長官ちょうかん

Aug 27, 2021 13:08 1

Furigana

アフガニスタンの首都しゅとカブールの空港くうこう付近ふきんで大だい規模きぼな爆発ばくはつが起おきたことについて、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、現地げんちの日本人にっぽんじんや退避たいひを予定よていしている関係かんけい者しゃなどにけがなどの情報じょうほうはないとしたうえで、安全あんぜんな退避たいひの実現じつげんに向むけた努力どりょくを継続けいぞくする考かんがえを示しめしました。

アフガニスタンでは、26日にち、首都しゅとカブールの国際こくさい空港くうこうの入り口いりくちと、その近ちかくにあるホテルの周辺しゅうへんで大だい規模きぼな爆発ばくはつがあり、現場げんばにいたアメリカ軍ぐんの兵士へいし13人にんを含ふくむ、多おおくの死者ししゃが出でています。

これについて加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは「現地げんちの在留ざいりゅう邦人ほうじんや退避たいひを予定よていしていた現地げんち職員しょくいんなどの日本にっぽんの関係かんけい者しゃ、退避たいひのオペレーションに関かかわっている関係かんけい者しゃに、けがなど、生命せいめいや身体しんたいに影響えいきょうがあったという情報じょうほうには接せっしていない」と説明せつめいしました。

そのうえで「現地げんちの情勢じょうせいについて、懸念けねんを持もって注視ちゅうししている。情勢じょうせいは流動りゅうどう的てきであり、予断よだんを許ゆるさない状況じょうきょうにあるが、アメリカなどの関係かんけい国こくとも連携れんけいし、カブール空港くうこうに派遣はけんしている、わが国わがくにの要員よういんの安全あんぜんには十分じゅうぶん留意りゅういしながら、邦人ほうじんや現地げんち職員しょくいんなどの安全あんぜんな退避たいひの実現じつげんに向むけた努力どりょくをさらに継続けいぞくしていきたい」と述のべました。

一方いっぽう、記者きしゃ団だんが「空港くうこうは、アメリカ軍ぐんによって安全あんぜんが確保かくほされているという見解けんかいに変かわりはないか」と質問しつもんしたのに対にたいし「特とくに空港くうこう内ないなどにおいては、アメリカがしっかりと管理かんりしている状況じょうきょうには変かわりはないと認識にんしきしている」と述のべました。

また、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうが、過激かげき派は組織そしきISの地域ちいき組織そしきが犯行はんこうに関かかわったと名指なざしして非難ひなんしたことに関連かんれんし「わが国わがくには、あらゆる形態けいたい、目的もくてきのテロを断固だんこ非難ひなんする。テロ行為こういは正当せいとう化かしえないものであると改あらためて強調きょうちょうしたい。この考かんがえのもと、アメリカや関係かんけい国こくとも連携れんけいし、テロ対策たいさくにしっかりと取り組とりくみたい」と述のべました。

岸きし防衛ぼうえい相しょう「退避たいひ活動かつどうは27日にちまでに」

岸きし防衛ぼうえい大臣だいじんはアフガニスタンに残のこる日本人にっぽんじんなどの退避たいひに向むけ、現地げんちに派遣はけんしている自衛隊じえいたいの活動かつどうは、首都しゅとカブールの空港くうこう付近ふきんで起おきた大だい規模きぼな爆発ばくはつのあとも継続けいぞくしているとする一方いっぽう、現地げんちで活動かつどうできる期間きかんは限かぎられ、事実じじつ上じょう、27日にちまでになるという認識にんしきを示しめしました。

政府せいふはアフガニスタンに残のこる日本人にっぽんじんなどを退避たいひさせるため、自衛隊じえいたい機きを現地げんちに派遣はけんしていますが、26日にち夜よる、大だい規模きぼな爆発ばくはつが起おきるなど、首都しゅとカブールの空港くうこう周辺しゅうへんの治安ちあんの悪化あっかが懸念けねんされています。

岸きし防衛ぼうえい大臣だいじんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「爆発ばくはつで犠牲ぎせいになられた方々かたがたのご冥福めいふくをお祈おいのりする。派遣はけんされている自衛隊じえいたい員いんは、総員そういん無事ぶじであり、安全あんぜんが確保かくほされているとの報告ほうこくを現地げんちから受うけている」と述のべました。

そのうえで「カブール空港くうこうにおける安全あんぜんは、アメリカ軍ぐんによって確保かくほされている。安全あんぜんに十分じゅうぶん留意りゅういしながら邦人ほうじんや現地げんち職員しょくいんなどの安全あんぜんな退避たいひの実現じつげんに向むけた努力どりょくを継続けいぞくする」と述のべ、大だい規模きぼな爆発ばくはつのあとも自衛隊じえいたいによる活動かつどうは継続けいぞくしていると明あきらかにしました。

一方いっぽう、アメリカ軍ぐんが今月こんげつ31日にちを撤退てったい期限きげんとしていることを踏ふまえ「アメリカ軍ぐんが、撤退てったい期限きげんまでに撤収てっしゅうすることをかんがみると、われわれの活動かつどうできる範囲はんいも限かぎられてくる。実質じっしつ的てきにはきょうくらいまでの活動かつどうを考かんがえている」と述のべ、事実じじつ上じょう、現地げんちでの活動かつどうは27日にちまでになるという認識にんしきを示しめしました。