しかし、被告は再び控訴を取り下げる書面を提出し、大阪高裁は去年11月、今度は取り下げを認め、弁護士からの異議申し立てに対して大阪高裁の別の裁判長も取り下げを認めました。
弁護士はこれを不服として特別抗告していましたが、最高裁判所第3小法廷の宇賀克也裁判長は、27日までに退ける決定をしました。
これにより2審で審理が開かれることなく、被告の死刑が確定することになりました。
平成27年に大阪 寝屋川市の中学1年生の男女を殺害したとして1審で死刑判決を受けた水海浩二 旧姓・山田浩二被告(51)はおととし、拘置所の刑務官とボールペンの貸し借りをめぐってトラブルになった直後にみずから控訴を取り下げました。
しかし、被告は再び控訴を取り下げる書面を提出し、大阪高裁は去年11月、今度は取り下げを認め、弁護士からの異議申し立てに対して大阪高裁の別の裁判長も取り下げを認めました。
弁護士はこれを不服として特別抗告していましたが、最高裁判所第3小法廷の宇賀克也裁判長は、27日までに退ける決定をしました。
これにより2審で審理が開かれることなく、被告の死刑が確定することになりました。