10
年前の2015
年、
横浜市の
産婦人科医院に
通院し、
人工妊娠中絶に
向けた
処置を
受けていた
当時17
歳の
少女が、
自宅で
容体が
急変して
死亡したのは、
破水したことを
知りながら、
担当していた
医師が
入院させなかったことが
原因だとして、
警察は、
この元担当医を
業務上過失致死の
疑いで
書類送検しました。
書類送検されたのは、横浜市戸塚区にある産婦人科医院に勤務していた69歳の男性医師です。
警察によりますと、2015年11月、人工妊娠中絶に向け処置を受けていた当時17歳の少女が、破水していることを知りながら、入院させずに死亡させたとして業務上過失致死の疑いが持たれています。
これまでの調べで、少女は当時、妊娠およそ20週で、手術に向けた処置を通院で受けていて、破水した際も、診察後に帰宅させられたということです。
その後、自宅で容体が急変し、感染症による多臓器不全で死亡しました。
妊娠中期の中絶は母体への負担が大きいことから、入院での処置が一般的だということで、警察は、少女が適切な処置を受けていたら死亡しなかった可能性があるとして、医師を書類送検しました。
警察は、認否について明らかにしていません。