
会場では、
▽医師が体調などを確認する問診と
▽ワクチンを接種するスペース
それに
▽接種後に待機するスペースが設けられ
順次、高齢者がスペースを移動しながら接種を進めていました。
また、孫に予約を取ってもらったという80歳の女性は「ふだん病院に通うのに満員のバスや電車を利用するので無事に接種ができてほっとしていますが、まだ多くの方が受けられていないと思うと申し訳ない気持ちもあります」と話していました。 八王子市によりますと、12日に予定されていた250人のうち2人が連絡がなく会場に訪れなかったことから248人が接種し、接種した人に「アナフィラキシーショック」などの副反応が見られた人はいなかったということです。
このあと菅総理大臣は記者団に対し「間近に接種を受けている方を見て、ほっとした表情の方が多かったことが非常に印象に残っている」と述べました。 そのうえで「ワクチンは発症や重症化に対しまさに切り札なので1日も早く多くの皆さんにお受けいただけるようしっかりと取り組んでいかなければならない。スムーズに接種ができるよう国と現場で意思疎通を図りながら進めていく」と強調しました。 一方、記者団が「日本はワクチン接種が比較的遅れているという指摘もあるが」と質問したのに対し「国内の治験が終わって審査すると、およそ3か月かかってしまう。国民の皆さんの安全・安心を第1にという中で国内治験を取り入れているのでそうしたことになってきていると思うが、1日も早く多くの国民の皆さんにお届けしたい」と述べました。
市立体育館で事前に予約を済ませた60人が接種を受け、訪れた人たちは専用のブースで医師の問診を受け、接種後は15分間はいすに座り副反応など体調に変化がないか確かめていました。
接種を受けた88歳の男性は「特に痛みはありませんでした。大阪でも滋賀でも感染が広がっていて不安でしたが、接種ができて安心しました」と話していました。
接種を受けた70代の女性は「接種の際には痛みはありませんでした。早くワクチンを打てればと思っていたので一安心しました」と話していました。 和歌山市によりますと今月、市に供給されるワクチンはおよそ1500人分と対象者の1.3%ほどにとどまっていますが、6月までには対象者全員が接種できる量が確保される見通しだということです。
接種を受けた72歳の男性は「副反応の報道などもあり不安もあったが思ったより痛くなかった。打ったことで安心した」と話していました。 接種を受けた施設長の木村貴弘さんは「クラスターの危険を感じているので早くワクチンを打つことができてよかった」と話していました。 むつ市では、今月中には市内7つの施設の950人余りに接種を行う予定です。
市町村からクーポン=「接種券」が届いたら、自分自身で電話などで接種日時や会場を予約します。会場は公共施設などでの「集団接種」の場合や、診療所などでの「個別接種」の場合があります。こうした接種までの流れは自治体によって違いがありますが、その手順や流れ、手続きについてまとめました。
●集団接種の会場では、まず受付でクーポンを提示し運転免許証や健康保険証などで本人確認が行われます。 ●次に健康状態やこれまでにかかった病気などを問診票に記入し、接種が可能かどうかを判断する医師による「予診」があります。ここまで問題がなければワクチンの接種を受けられます。 接種を終えた人は日付などが記された「接種済証」を受け取ります。「接種済証」には、どのワクチンを接種したかなどの情報が記載されていて2回目の接種を受ける際に必要になるということです。 ●接種が終わってもすぐに帰宅できるわけではありません。厚生労働省は接種後30分以上その場で経過観察を行うよう求めていて、接種を終えた人たちは会場に設けられた専用のスペースで待機することになっています。
ワクチンの特徴や予約の方法などを紹介する専用サイト「コロナワクチンナビ」では、住んでいる市町村で検索すると ▽接種を受けられる最寄りの医療機関などの名前や住所に加え ▽予約の空き状況 ▽扱っているワクチンの種類などが表示されます。 予約自体は受け付けていないため、自治体や医療機関が決めた手続きにしたがって予約する必要があるということです。 厚生労働省は「ワクチンに関するさまざまな情報も掲載しているので接種を受ける前の情報収集に役立ててほしい」としています。 (URL)https://v-sys.mhlw.go.jp
▽11日までに合わせて100箱、1瓶当たり5回の接種で計算すると9万7500回分が全国に配送されました。東京・神奈川・大阪にはそれぞれ4箱(3900回分)、ほかの道府県には2箱(1950回分)が送られました。 ▽今週は500箱、1瓶5回で計算すると48万7500回分が全国に配送され、このうち東京・神奈川・大阪はそれぞれ20箱(1万9500回分)、ほかの道府県には10箱(9750回分)が送られます。 ▽来週も同じ量の500箱が全国に配送されます。 そして ▽4月26日の週には供給量が増えすべての市区町村に1箱(975回分)、合わせて1741箱が配送されます。
▽5月9日までに4000箱程度(約390万回分)が配送され ▽5月10日の週と5月17日の週は2週間の合計で1万6000箱程度(約1560万回分)が配送される見通しです。 その後も供給量は増えていき、およそ3600万人の高齢者が2回接種するために必要なワクチンは6月中にすべて配送できる見通しだということです。
イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、2回接種することになっているワクチンを2回とも接種するなど接種が完了した人の割合は ▽イスラエルで56.9% ▽アメリカで21.1%なのに対し ▽日本は0.4%です。
菅首相 接種会場を視察<東京 八王子>
体育館で集団接種<大津>
医療機関で個別接種<和歌山>
高齢者施設 入居者から接種<青森 むつ>
ワクチン接種までの流れは?
接種会場はどこ? 厚労省専用サイトで検索
ワクチン 供給の現状と見通しは?
2回接種に必要なワクチン 配送は6月中にも
ワクチン接種 世界の状況は?
イスラエル・英 ワクチン接種進む国は感染者数減少へ
日本の状況は…