日本新聞: 「最悪の場合再び宣言発出の可能性も」菅官房長官新型コロナ

「最悪さいあくの場合ばあい再ふたたび宣言せんげん発出はっしゅつの可能かのう性せいも」菅かん官房かんぼう長官ちょうかん新型しんがたコロナ

Jul 1, 2020 13:07 2

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの新あらたな感染かんせん者しゃの確認かくにんが東京とうきょう都とを中心ちゅうしんに相次あいついでいることについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、直ただちに緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを出だす状況じょうきょうにはないとする一方いっぽう、今後こんご、感染かんせん者しゃが急速きゅうそくに増加ぞうかした場合ばあいには、再ふたたび宣言せんげんを出だす可能かのう性せいがあるという認識にんしきを示しめしました。新型しんがたコロナウイルスの新あらたな感染かんせん者しゃは、東京とうきょう都とで先月せんげつ30日にちに54人にんが確認かくにんされ、5日にち連続れんぞくで50人にんを超こえたほか、全国ぜんこくでもここ数すう日にち、100人にんを超こえています。

これについて、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで濃厚のうこう接触せっしょく者しゃなどに積極せっきょく的てきに検査けんさを実施じっししている結果けっかだとして、直ただちに緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを出だす状況じょうきょうにはないという考かんがえを重かさねて示しめしました。

一方いっぽうで、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは「感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしなどの取り組とりくみを重かさねてもなお、感染かんせん者しゃの増加ぞうかスピードが再ふたたび高たかまって、最悪さいあくの場合ばあいには、再ふたたび緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを発出はっしゅつする可能かのう性せいがある」と述のべました。

そのうえで、宣言せんげんを出だすかどうかは、ことし4月つきと同様どうように、新規しんき感染かんせん者しゃの報告ほうこく数すうや、感染かんせん拡大かくだいのスピード、感染かんせん経路けいろが不明ふめいな症例しょうれいの割合わりあい、それに医療いりょう提供ていきょう体制たいせいの状況じょうきょうなどを踏ふまえ、専門せんもん家かの意見いけんを聴きいて総合そうごう的てきに判断はんだんする考かんがえを示しめしました。

マスクなしで会見かいけん

ことし4月つきから、およそ3か月かげつ間かんにわたって記者きしゃ会見かいけんでマスクを着用ちゃくようしていた菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、声こえがこもり聞きこえづらいという指摘してきが寄よせられているとして、1日にちからマスクを外はずして対応たいおうすることになりました。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん予防よぼうを徹底てっていするため、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされる前日ぜんじつの4月つき6日にちからおよそ3か月かげつ間かん、マスクを着用ちゃくようして記者きしゃ会見かいけんに臨のぞんできました。

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、1日にち午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんからマスクを外はずして対応たいおうするとして「マスクをしていることで声こえがこもり、聞きこえづらいという指摘してきもいただいた。私わたしと記者きしゃ、また記者きしゃと記者きしゃの距離きょりを確保かくほするなど、感染かんせん防止ぼうし策さくはこれまでと同様どうように適切てきせつに講こうじたうえでの対応たいおうであることをご理解りかいいただきたい」と述のべました。