2
日未明、
小惑星のかけら
などが
地球に
落下して
強く
光る「
火球」が、
関東の
上空など
広い範囲で
目撃されましたが、
その後の
解析で、
隕石となって
千葉市の
北西部などに
落下した
可能性があることが
分かりました。「
火球」は
小惑星のかけら
などが
地球に
落下したときに
見える流れ星の
中でも
特に強く
光る現象のことで、2
日午前2
時半すぎ、
関東などの
広い範囲の
上空で
この「
火球」が
目撃されました。
観測者のグループが記録された映像を解析したところ、火球は神奈川県の上空で光り始めて東京都の上空を通過し、千葉県沖の東京湾の高度20キロ余りに達したところで、見えなくなったということです。
この結果、燃え尽きずに落下した場合、千葉市北西部から千葉県の佐倉市、それに四街道市にかけての範囲に隕石として、地表に落下した可能性があるということです。
観測者のグループでは、この地域で隕石を探す調査を行うか検討していて、付近の住民には隕石についての情報があれば、近くの博物館などに知らせてほしいとしています。
解析に参加した平塚市博物館の藤井大地学芸員は「今回の火球は、軌道から元となった小惑星を推定することができたため、隕石として回収できれば、貴重な試料になる」と話しています。