特別警報は、大雨・洪水警戒レベルで最も高い「5」に相当しました。同庁の中本能久予報課長は「ピークがどこなのか、終わりが見えない」と話しました。発達した雨雲が連なり局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が九州北部にも発生したとの認識を示しつつ、甚大な被害が出た熊本県など九州南部でもまとまった雨が降る可能性があるとしました。
なぜ九州一帯で猛烈な雨が続くのか。今回の特徴として挙げられるのが、停滞する梅雨前線の存在です。狭い区域にとどまる時間が長く、そこに湿った空気が入り込み、激しい雨をもたらしました。7日中も引き続き停滞するとみられます。
気象庁によると、7日午後6時までの24時間予想雨量は最大で、3県でそれぞれ300ミリを予想しています。中本課長は「7日明け方にかけて最大級の警戒が必要だ」と呼びかけました。