日本新聞: 三菱自動車加藤CEO 東南アジア軸に立て直し図る考え示す

三菱みつびし自動車じどうしゃ加藤かとうCEO 東南アジアとうなんあじあ軸じくに立て直たてなおし図はかる考かんがえ示しめす

Aug 4, 2020 02:08

Furigana

今年度こんねんど3600億おく円えんの最終さいしゅう赤字あかじが見込みこまれている三菱みつびし自動車じどうしゃ工業こうぎょうの加藤かとう隆雄たかおＣＥＯ＝最高さいこう経営けいえい責任せきにん者しゃがＮＨＫえぬえいちけいのインタビューに応おうじ、来年らいねん1月つきからタイでプラグインハイブリッド車しゃの生産せいさんを開始かいしするなど、強つよみのある東南アジアとうなんあじあを軸じくにして立て直たてなおしを図はかる考かんがえを示しめしました。この中なかで加藤かとうＣＥＯは、まず看板かんばん車種しゃしゅだった四よん輪りん駆動くどう車しゃパジェロの生産せいさんをやめることについて、「会社かいしゃを有名ゆうめいにした車くるまだが、環境かんきょう意識いしきの高たかまりの中なかで排気はいきガスの多おおい車くるまの販売はんばいが難むずかしくなった。四輪よんりん駆動くどうなどの技術ぎじゅつは今後こんごの新型しんがた車しゃの開発かいはつに生いかしていく」と述のべました。

そのうえで、「ＡＳＥＡＮあせあんでも環境かんきょう意識いしきの高たかまりが徐々じょじょに進すすんでいく。電動でんどう化かを進すすめることは大事だいじで、来年らいねん1月つきからタイでＰＨＥＶ＝プラグインハイブリッド車しゃの生産せいさんを立たち上あげる」と明あきらかにし、日産にっさんやルノーとの連合れんごうのなかで、三菱みつびしが強つよみを持もつ東南アジアとうなんあじあに経営けいえい資源しげんを集中しゅうちゅうし、立て直たてなおしを図はかる考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、加藤かとうＣＥＯは、新型しんがたコロナウイルスを受うけた「新あたらしい日常にちじょう」の定着ていちゃくに向むけて、本社ほんしゃに勤務きんむする社員しゃいんの30％を原則げんそくとして在宅ざいたく勤務きんむとし、今年度こんねんど中ちゅうにもオフィスの面積めんせきをおよそ20％削減さくげんする計画けいかくを明あきらかにしました。